毎日、30℃を越える日々が続き、
皆様におかれましては体調維持出来ていますでしょうか?
病院内でも「暑いですね」が挨拶代わりとなっている今日この頃です。
周辺の学校も夏休みに突入し、日中は、酷暑にも関わらず、
子ども達が元気に遊ぶ声が聞こえてきます。
さて、今週からは、「十代の喫煙〜その影響について〜」と題しまして、
お話していきたいと思います。
近年は公共の場での禁煙が叫ばれて久しいですが、
まだまだ多くの方が喫煙を続けていらっしゃるのが現状です。
あと、ご存知かとは思いますが、
未成年の喫煙は法律で禁じられています。
しかしながら、喫煙者の40%が10代の時から
吸い始めているという報告があります。
たばこを吸い始める年齢が低いほど、
その害は大きく、未成年のときからの喫煙者は、
がんによる死亡率が、非喫煙者の約2倍、
心臓病による死亡率が3.7倍に達するとの報告があります。
その理由は・・・
① 習慣性の強化
喫煙している期間が長くなるほど、禁煙が難しくなります。
② 長期の身体的ダメージ
喫煙歴が長くなるほど、健康に与える悪影響が大きくなります。
③ ヘビースモーカーになる可能性が増大
十代で吸い始めると、1日20本以上吸うようになり、
量が増えればそれだけ健康を損なう可能性が大きくなることが
色々な調査で報告されています。
④ 深く吸い込むようになる。
煙を深く吸い込むことにより陶酔感を味わい、
習慣はさらに強化されると共に、肺のダメージも大きくなります。
次回以降も十代の喫煙の影響について、お伝えしていきます。