台風一過。九州は晴れ晴れした青空が顔を出していますが、千葉・埼玉では竜巻被害が大変なことになっています。ふだんの暮らしが数秒で失われるなんて、本当に大変ですね。災害見舞金は家を建て直しても最大300万円しか下りないとか。災害保険や家財保険など、日頃から備えておくことの大切さをひしひしと感じたことでした。
さて今回は、10代の若者が喫煙について賢明な意志決定ができるよう、親や大人たちができる援助についてご案内します。
まずは、「お説教」ではなく、たばこについての科学的事実をありのまま伝えることです。
大人たちは自分が10代だった頃のことを考えてみてください。今の自分とは明らかに違った考え方をもっていたはずです。今の若者の考え方や、フィーリングを、「理解しよう」という気持ちをもって聴いてみる事も重要です。
次に、朝食に始まる健康な食事習慣を身につけ、十分に運動させます。健康の素晴らしさを経験している若者は、喫煙率が相対的に少ないことが報告されているそうです。
毎日煙草1箱を10年吸い続けると、100万円の支出となります。シンプルに経済的な事実を伝えます。 100万円あれば、煙草よりもっと良い物が買えそうですね。
親が自ら禁煙して手本を示すことは、喫煙者の親にとってはどんなにか苦しいことでしょうが、まさにその苦しむ姿を正直に子どもへ見せることも援助の一つです。
自宅から灰皿・煙草をなくすだけでも援助の一つとなります。
これらの援助を行なった上で、喫煙について、10代の若者が自分で決定する能力と権利があることを教えてください。仲間の誘惑やプレッシャーに負けないよう、勇気づけることも大切です。