虹海 総合支援ステーションから!

総合支援ステーションでは、病院と、患者さんやご家族、地域の医療機関の皆様をつなぐ架け橋です!お気軽にご相談ください!!

第158回 十代の喫煙〜身体への影響〜

お盆が過ぎ、少しは涼しくなるかと思っていましたが・・・
連日の猛暑(´〇`;)
冷たい飲み物ばかり飲みすぎて、胃腸も調子も思わしくありません。。。
皆様も夏バテには、十分お気をつけ下さいね(^▽^)☆


さて、今回は前回に引き続き、十代の喫煙〜身体への影響について〜取りあげたいと思います。

<最初の一服から3秒以内にこんなことが起きます・・・>
・有害な一酸化炭素が血液に入る
・心拍数の増加
・血圧の上昇
・咽の粘膜への刺激
・煙が目を刺激
☆発がん物質が肺へ
 煙の中の微粒子やタールは、まさに、「発がん物質や刺激物質の集合体」です。


<喫煙の身体への影響>
たばこの煙に含まれる多くの物質は、身体の各部分に影響を与えます。
・喉
 煙の刺激で、粘膜は傷害を受け、かぜをひきやすくします。
・心臓
 心拍数が増加し、そのために一時的に血圧も上昇します。
・肺胞
 肺の小さな空気の袋のようなものを肺胞と言います。
 煙に含まれるニコチンや有害な物質が肺胞から血中に入ります。
 さらに、煙で破壊されると肺気腫となります。
・血液
 血管の中で、固まりやすくなります。
・動脈
 動脈血中の酸素が減少し、一酸化炭素が増加して血管を傷めます。
・気管支
 刺激が繰り返され、慢性気管支炎や肺気腫になります。
・線毛
 気管の粘膜細胞にある線毛構造は、気道の刺激物を外に運び出す役割をしています。
 煙によってこの線毛の動きが鈍くなり、やがて損傷されます。
 そして、気道への刺激と感染の可能性が大きくなります。
 痰が増えます。


☆たばこの煙には、有害物質や発がん物質、4千もの化学物質が含まれています。
 自分で喫煙しなくても、他人のたばこの煙で汚れた空気も健康に影響を与えます。



次回は10代から喫煙を始める理由等についてです。