虹海 総合支援ステーションから!

総合支援ステーションでは、病院と、患者さんやご家族、地域の医療機関の皆様をつなぐ架け橋です!お気軽にご相談ください!!

第153回 胎児へのアルコールとたばこの影響〜その④〜

暑い日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか(^▽^)♪

先週末は、唐津市で花火大会が行なわれ、人口の少ない唐津市でも
たくさんの人で大賑わいだったそうです。私はあいにく花火大会には行けなかったのですが・・・
入院中の患者さんからも当院から花火が見えたとの声も聞かれました☆


さて、引き続き、胎児へのアルコールとたばこの影響として、
今回は喫煙がもたらす健康への影響について取りあげていきたいと思います。

〜ちょっと怖くなるたばこの話〜
・喫煙のたびに寿命が縮まっています 
 たばこを1本吸うごとに、平均して寿命が5分30秒短縮すると報告されています。つまり、1日20本たばこを吸う人は、寿命が1日2時間短くなるということです。

・美容の大敵! 
 ニコチンは血行障害を起こさせるため、肌や髪、目などの老化を早めます。
 わずか2本のたばこで、1日に必要なビタミンが失われてしまいます。
 肌の色が悪くなったり、シミ、しわなどもできやすくなります。

更年期障害が重い 
 閉経が早く、閉経後の骨粗鬆症や女性ホルモン(エストロゲン)欠乏症になりやすくなります

・乳児突然死症候群(SIDS)のリスクが高くなる 
 家族の喫煙は、出生後の突然死の原因にもなります。
 両親が非喫煙者の子どもよりも4.7倍も高いという解析結果があります。


〜自分が吸わなくても重大な影響があります〜
小児がんの原因となる 
 妊娠している女性は2人分の呼吸をしています。
 受動喫煙は、低体重児や身体奇形、それに小児がんの原因となる可能性が指摘されています。

・子どもの病気と原因となる 子どもが喘息になる可能性は、両親が喫煙者の場合、非喫煙者の子どもの10倍にも達します。

不妊になりやすい 
 非喫煙者に比べると、不妊のリスクが3倍以上となる報告があります。



次回は、禁煙を実行するためのお話や、Q&Aをご案内します。