虹海 総合支援ステーションから!

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第151回 胎児へのアルコールとたばこの影響〜その②〜

本日は、突然の大雨、雷で濡れてしまった方もいるのではないでしょうか。
体調を崩しやすい季節ですので、健康管理には十分にお気をつけください。

さて、今回は前回からの引き続きで、アルコールが胎児へ与える影響について取り上げていきます。

アルコールは、胃から即座に吸収され血液中に入り、血液と共に身体のすみずみに送られます。そのため、母体の血液に入ったアルコールは、胎盤を通り抜け、胎児の血液中に入り込んでしまいます。

胎児の血液中にアルコールが入ると、成長過程の胎児に治療不可能な知的・精神的な問題を引き起こす危険性があります。
1.胎児の発育に影響します
・顔の異常
・身体の大きさの異常
・手足の指の異常
・背骨や心臓、腎臓など身体の内部の異常

2.胎児の脳の発達に影響します
・平衡感覚の異常
・運動機能の異常
・学習能力の異常
・記憶力の異常


胎児性アルコール症候群
生まれてきた赤ちゃんに下記3つの特徴がそろえばと診断されます。
・低体重
・顔などの異常
・中枢神経の問題や障害


妊娠初期でも後期でもアルコールが胎児にとって、とても危険なものです!!


次回は、たばこが赤ちゃんに与える影響について取りあげたいと思います。