虹海 総合支援ステーションから!

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第264回 てんかん⑩〜服薬時の注意点④〜

 寒い日が続いていますが、明日からは春の陽気になると予報されています。
至るところで色づいた梅の花や菜の花が彩り、1日1日、春に近づいていっていることを感じるこのごろです(●^−^●)

 さて、今回も前回に引き続き、「てんかん」の薬を内服する際の注意点をご紹介いたします。

Q.体調が悪いとき、ほかの医療機関にかかる場合は・・・?

A.
①一見、てんかんと関係の無いように見えるからだの不調でも、てんかんと関連した症状であったり、お薬の影響による場合もあります。体調が悪いときは、早めにかかりつけの病院を受診してください。

②一時的な体調不良により、薬局でお薬を求める時
・・・市販のお薬を同時に服用することで、てんかんのお薬の効果に影響がでることがあります。また、市販のかぜ薬の中に含まれる眠くなる成分により、発作が置きやすくなることもあります。薬局でお薬を購入する際は、お薬手帳を提示して薬剤師に相談するようにしましょう!

てんかん以外の病気で病院を受診する時
・・・てんかんであることと、服用中のお薬について、正しく伝えてください。特に、1ヶ月以上、ほかのお薬を服用しなければならない場合には、てんかんの主治医に紹介状を書いてもらって、お薬の飲み合わせに間違いがないように調整してもらいましょう。


 数回にわけて、てんかん薬の治療における注意点をご紹介してきました。次回は、手術による治療についてご紹介します。

 気候が安定しない時期が続き、また、新しい環境へと変化する時期でもあります。くれぐれも体調に気をつけてお過ごし下さい!!