先週末は11月とは思えぬ暖かさで体調を崩されていませんでしょうか?
当院も11月に入りインフルエンザの予防接種が開始となりました!
朝晩と日中の気温差が大きいですが、体調管理には十分ご注意ください♪
さて、今回は統合失調症と上手に付き合うために、ご家族ができることをお伝えしていきます!
これまでお伝えしてきたように、統合失調症の治療は基本的に、
○薬物療法と心理社会的療法
○リハビリテーション
の2つですが、本人を取り巻く環境も大きく関わっています。
この病気の患者さんにとって最大の援助者はご家族であり、
ご家族の病気への理解と適切な支援が、回復への大きな力となります。
患者さんにとっての力強い支えは、暖かい目で見守る『ご家族の接し方』です。
また、統合失調症と「上手く付き合うこと」は、家族にとってもとても大切なことです。
ご本人に「何が起こっているのか」、「何に苦しんでいるのか」を理解できないからこそ、ご家族も怖く感じたり、つらく感じたりするのです。
《統合失調症と上手く付き合っていくために必要なこと》
①病気や治療についての正しい情報を得ること。
②日々の生活上の対処の工夫を見つけること。
③少しでも楽な気持ちになって、気持ちのゆとりを取り戻すこと。
《ご家族ができること》
●病気に対する正しい知識を持ちましょう。
●主治医の指示どおり服薬できるよう見守ってあげましょう。
●治療を続けるように患者さんご本人を勇気付けてあげましょう。
●不用意に強く励ましたり、患者さんご本人をせき立てないようにしましょう。
●目標はなるべく具体的に実現しやすい範囲で決めてあげましょう。
●こまごまと些細なことを注意せず、小さな変化をほめてあげましょう。
●回復には時間がかかります。ゆっくり焦らず見守りましょう。
●生活習慣病にも注意をしましょう。
●再発のサインを知っておきましょう。
一人で頑張るのではなく、役に立つ情報や対処方法を共有し、家族もともに元気を保ちましょう。
何かありましたら、お気軽に病院スタッフにお声掛けください♪
次回は再発についてお伝えしていきたいと思います!