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第244回 統合失調症について①

9月に入り朝晩涼しく過ごしやすくなってきましたが、体調管理が難しい季節になってきました。服装の調整や気温の管理など、十分に気をつけていきましょう。

さて、今回からシリーズで“統合失調症”についてお伝えしていきます。


統合失調症】<症状>:幻覚、妄想、奇異行動、感情鈍磨、意欲減退、無関心など
   ※後の回で詳しくお伝えします<発症率>:およそ100人に1人の割合で発症
(参考として・・・うつ病は100人に3〜5人、糖尿病は100人に5人が発症)<発症時期>:思春期(10代)〜青年期(30代)に最も多く発症<原因>:脳の機能障害により、様々なトラブルが現われる
   ・現実を正確に判断する能力が低下する
   ・感情や意欲のコントロールができなくなる
   ・適切な対人関係を保つことが困難になる
   ・外からの刺激に迅速かつ正確に対応できなくなる<発症までの経緯>:
        日常生活のありふれたストレス
              ↓
        生まれながらの素因・環境など
              ↓
         脳内の神経伝達物質の異常
              ↓
             発症
※複雑な要因が絡み合って発症します。育て方や家庭環境が原因ではありません。

今シリーズでは、症状や治療、社会資源などお伝えしていく予定です。
薬物などの進歩により、早期に専門医の適切な治療を受ければ、多くの方が社会復帰することができています。
気になる症状があれば、まずは、当院外来へご相談ください。