虹海 総合支援ステーションから!

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第220回 強迫性障害について①

桜の木も僅かにつぼみが膨らんではきていますが、まだまだ寒い日が続いています。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
年度末となり、何かと慌しくなりますが、どうかお体をご自愛下さいね!


今回からは、強迫性障害についてお伝えしていきたいと思います。

強迫性障害とはどんな病気でしょうか。
 外出先で家に鍵をかけ忘れていないか、ガスの元栓を閉めたかなどが気になる・・・
 こういう体験は誰にでもありますが、このような不安がひどくなり日常生活に支障をききたした状態を強迫性障害といいます。
 強迫性障害の症状には、強迫観念と強迫行為があり、両者が併存することが多いのですが、片方のみの症状が現れることもあります。

 〇強迫観念
  大丈夫と思っても繰り返し頭に浮かんでくるばかばかしい不快な考えをいいます。

  ・汚いものや汚染が気になる

  ・不幸な恐ろしいことが起こるのではないかと脅える。
   例:鍵をかけ忘れて泥棒に入られる。ガスの元栓を閉め忘れ火事になる

  ・事物の左右対称性、順序、正確さが気になる
   例:机の上のものが、対称に並んでいないことが気になる

  ・良心に反することをしないか不安になる
   例:子供を刺してしまうのではないか。宗教的な戒めを破ってしまうのではないか



次回は強迫行為についてお伝えしていきます。