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第235回 レビー小体型認知症〜排泄にまつわる症状・めまい〜

雨の日が続いて、憂鬱な気分になりますがいかがお過ごしでしょうか?
今日から7月に入りましたね。本格的に暑くなってきますので体調管理にはお気をつけください。


本日も引き続きレビー小体型認知症についてお話したいと思います。
その中でも『排泄にまつわる症状』と『めまい』を中心にお伝えしていきます。



【排泄にまつわる症状】
便秘や頻尿・尿失禁などが非常に多く見られます。
便秘がひどくなると、腸閉塞を起こしたり、幻視や妄想、抑うつなどの症状が強くなることもあります。


☆対応
1日10回以上の排尿を「頻尿」としますが、頻尿・尿失禁の対策のため、水分を控えるのはよくありません。
高齢者では脱水症状を起こしやすいため、適度の水分をとる必要があります。



【めまい】
主なめまいの症状として、身体や足元がぐるぐると回るように感じる「回転性めまい」と、身体がふわふわと揺れているように感じる「浮動性めまい」があります。
レビー小体型認知症の人では、自律神経障害(起立性低血圧など)が原因と考えられる浮動性めまいが多く見られます。


☆対応
「めまい」が起きたら、まず転倒への注意が必要です。起き上がったり、立ち上がった時にすぐに歩いたりしないで、しばらくしてから動くようにするように心がけていただきましょう。
浮動性めまいは、数分で治まることも少なくありません。