虹海 総合支援ステーションから!

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第234回 レビー小体型認知症〜体温調節〜

猛烈な大雨や雷などにより全国各地で被害が出ていますが、皆様の地域は大丈夫でしょうか?梅雨らしい雨が続いたかと思えば、猛暑となったり、天候の変化が大きい分、体への負担も大きくなっていますので、体調管理にはお気をつけください。

さて、今回は体温調節についてです。
この時期は、猛暑で暑かったり、大雨で寒くなったり、気温の変動が大きいので、服装などの調節に気を使います。特に、レビー小体型認知症では、体温調節がうまく出来ないことが多いです。

・発汗障害・・・多汗や寝汗など
・低体温症・・・皮膚の血管が広がり、手足の冷えがみられる。それによって、免疫機能や代謝機能の働きが弱くなる。

【体温調節への対応】
・手足の冷え → 入浴、足欲、手欲。心身をリラックスさせ、自律神経の働きを整える。
・室内の温度や湿度の調整 → 居室とトイレなど別の部屋との温度変化を少なくする。

これから夏本番に向け、熱中症への注意も必要となってきます。室内でも温度の上昇などで熱中症を起こす可能性があります。自ら体温調整が難しかったり、温度変化を感じにくい高齢者や子どもなどは特に注意が必要です。