虹海 総合支援ステーションから!

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第224回 強迫性障害について②−2

 4月1日、今日から新年度がスタートしました!  
そして、いよいよ桜も満開!!・・・と、思いきや昨日より連日の雨で早くも桜が舞い散り始めました。花見を楽しむ時間がなかなかもてませんが、菜の花や桜、水仙など色とりどりの花々が道々に咲きほこることで春を感じなんだかウキウキしますね♪


 さて、本日は前回から続いて「強迫性障害」における治療法をご紹介します。
前回は、薬物療法でしたが、本日は、非薬物療法に着目したいと思います。

強迫性障害の治療に用いられる非薬物療法には色々なものがありますが、よく用いられるものは、行動療法とよばれる精神療法です。

「行動療法とは・・・?」
 患者さんは、強迫行為を行うことで不安から逃れようとしているため、強迫行為の回数を減らしても不安にならないように患者さんの認識を変えていくことが必要となります。

 そこで、薬物療法で症状を抑えながら、例えば「手洗いを適当な回数で止めさせる」「手洗いの仕方を指導する」「手洗いの時間を指示する」などの方法で強迫行為を自分でコントロールする『くせ』を身につけていく方法です。

 この両方には患者さん自身が十分理解し積極的に参加することが大切ですが、患者さんだけでなく、家族も病気に対する理解を深め、温かく見守ることが必要です。

 これまでにお伝えした内容は、一部の例です。何かございましたら、当院へご相談ください!


 まだまだ、寒暖の差があり、冷え込む日もありますので、体調を崩されないようお過ごしください(*^。^*)