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第185回 認知症について〜『徘徊』に対する具体的な対応法〜

 チューリップ、フリージア、さくら草、シャクナゲ…いろいろな花が咲いてきましたが、まだ風は冷たいですね。数少ないこともあって、着る服を選ぶのに苦労する日々です。

 さて引き続き、『徘徊』の対応法をお伝えしております。
 例えばご本人が、目的がよく分からずソワソワ歩く場合があります。
 急ぐふうでもないが、落ち着かずにソワソワしておられる場合は、「どうしたのですか?」とまず優しく声をかけてみてください。
 それからトイレへ誘導してみます。
 それですっきりされればよいですし、違うようでしたらお茶を勧めたり(脱水による不調かもしれません)、いつもかけているメガネはあるか、杖はもっているか、など、探し物がないかを観察してください。
 探し物がはっきりしている場合は、一緒に探せば良いですが、わからない時は、しばらく雑談をして、落ち着くようにしてあげてください。
 
 例えば主に夕方〜夜間、幻覚を見たり強い不安に襲われて家を飛び出してしまうことがあります。
 この場合も、優しい声掛けが必要です。
 ご本人は意識はあるものの、半分寝ぼけたような状態になっています。そばについているから安心するようにと声掛けしましょう。
 今がいつで、ここがどこか分からず不安でいる場頤位には、そのことを教えて安心してもらいましょう。