虹海 総合支援ステーションから!

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第204回 ADHDの正しい理解と生活のヒント〜日常生活における困りごとは?〜

 秋といえば・・食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、行楽の秋など楽しみが多くなる時期といわれますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 気候もずいぶん過ごし易くなり、これからの秋が楽しみですね♪

 さて、今回もADHDについてのお話しです。

 ADHDの症状は個人によっても違いますし、環境によってもあらわれ方が異なります。

 「どうして自分はこうなのかな?」と思っていたことは、実はADHDの症状が原因かもしれません。ここでは、日常生活の場面ごとにおける、ADHDの症状のあらわれ方の例を紹介します。

<シーン1:職場や学校で>

◎主に多動性が原因となって起こりやすいこと
・会議中あるいは仕事中(授業中あるいは勉強中)に落ち着かず、そわそわしてしまう
・貧乏ゆすりや机を指先で叩くなどのくせがやめられない

◎主に衝動性が原因となって起こりやすいこと
・会議中(授業中)に不用意な発言をしてしまう
・思ったことをすぐに言動に移してしまう

◎主に不注意が原因となって起こりやすいこと
・会議や仕事(授業や勉強)に集中できない
・仕事(課題)に必要な物をなくしてしまう、忘れる
・仕事(課題)の締切に間に合わない
・仕事(課題)を最後まで終えることが難しい
・仕事(課題)でケアレスミスがよくみられる

次回は家庭で起こりやすいことのご紹介を致します!