9月に入り、学校は新学期が始まり、運動会の練習風景が見受けられるようになりました。朝晩は涼しい日も増え、季節の変わり目でもあり、体調管理には十分お気をつけ下さい。
さて、今回は新シリーズのADHDとは何か?についてです。
ADHDは発達障害の一つで、定義では、7歳以前から該当する症状がみられるとされています。個人差はありますが、年齢を重ねるにつれ、多動性が弱まり、不注意が目立つ傾向にあるようです。
(子どもの症状)
◎多動性
・座っているべき時に落ち着いて座っていることが難しい
・過度におしゃべり
◎衝動性
・順番を待つのが難しい
・質問が終わらないうちに、出し抜けに答えてしまう
◎不注意
・勉強などで不注意な間違いをする
・注意を集中し続けることが難しい
・興味のあることには集中しすぎて、切り替えが難しい
・課題や活動を順序立てて行うこと難しい
・同じことを繰り返すことが苦手
・気が散り易い
・必要なものをなくしたり、忘れっぽい
(大人の症状)
◎多動性
・落ち着かない
・貧乏ゆすりなど、目的の無い動きをする。
◎衝動性
・思ったことをすふ口にする
・衝動買いしてしまう
◎不注意
・仕事でケアレスミスをする
・忘れ物、なくし物が多い
・約束や期日を守れない、間に合わない。
・時間管理が苦手
・片付けるのが苦手
・仕事や作業を順序立てて行うのが苦手
上記の症状がある人すべてがADHDというわけではありません。
最終的な診断をするためには、ADHDに似た症状を示す障害は他にもあるため、他の病気や障害ではないことを確認する必要があります。また、他の病気や障害が合併している場合、症状の見極めが難しいため、合併症の有無の確認も必要となります。