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第246回 統合失調症の治療①

風邪にかかった、という話をちらほらと耳にするようになりました。湿気が減り、咳き込まれている方をお見かけすることも時折あります。秋の気配を楽しみにしつつ、体調にも気を配りたい季節となってきたようです。


ここからは統合失調症の治療について説明いたします。

治療には大きく3つあります。
薬物療法
・精神療法
リハビリテーション

薬物療法は、特に統合失調症の急性期(第245回を参照ください)には、薬物療法が効果を発揮します。急性期を脱した後も、薬物療法を続けることは、統合失調症の再発を防止するのに大きな効果があります。

精神療法は、治療者との面接を通じて、病気や個別の症状への理解を深め、精神の安定をはかるものです。

リハビリテーションは、骨折したりした時にも良く聞かれる言葉ですのでご存知の方が多いと思います。急性期を脱した後に開始されるもので、作業療法やレクリエーション療法、生活技能訓練SST)により、社会生活への適応を目指します。