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第188回 認知症について〜『拒否』 食事の拒否について

ゴールデンウィークも終わり、本日からは通常の1日に戻りました。
長い休みの翌日とあって、1日のリズムを取り戻すのは難しい、とつくづく感じました。
皆様の中でも休み疲れが残っている方も
多いのではないでしょうか。


今回より、認知症の方を介護されている方が遭遇する
『拒否』についてお伝えしていきます。


食事や服薬、入浴の拒否から、
時には介護する方そのものを拒否され場合であって、
こうなると何か一つしてもらうにしても
周囲の方には色々な工夫が必要となってきます。


暴言や暴力を伴う激しい拒否もありますし、
「私は好きじゃないないから」と
穏やかに断る拒否もあります。


意欲低下が原因になっていることもしばしばです。
拒否にはたいてい理由がありますが、
ご本人はその理由をうまく表現することが出来ない為、
対応が難しくなります。


その中でも「食べる」ことに対する拒否については、
口内炎や入れ歯が合わないなどの口の中のトラブル。
・環境変化によるストレス。
・気になることがある。
・何らかの抗議、抵抗の表現。
うつ状態
・毒を盛られているといった幻覚、妄想。
感染症や胃腸の病気。
・便秘。
・薬の影響。
などが原因として考えられます。


次回よりその対応法についてお伝えしていきます。