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第176回 認知症について〜疾患別対処法⑤-Ⅰ〜

寒の戻りを感じるこの頃、みなさんもインフルエンザや風邪など体調は大丈夫でしょうか?
私も今年で数えで33歳を迎え、厄に負けないように元気に今年を乗り切ろうと、気合を入れなおしているところです。

さて、前回から引き続き今回も認知症の症状別対処法についてお伝えしたいと思います。

今回は、意外と見落とされがちな症状「意欲低下(①軽症)」についてです。

認知症の方は、かなり初期から意欲、自発性がなくなったようにみえることがあります。
社交的だった人が言えに閉じこもりがちになったり、おしゃれだった人が身なりに気を遣わなくなったり、楽しんでいた趣味や好きだった活動に参加しなくなって、わけを尋ねると「面白くなくなったから」と答えることもあります。

これは、脳の神経細胞が減って、一生懸命脳を動かさなくては周りについていけなくなったことに原因があると思われます。

認知症の方は、周囲の状況を理解して失敗しないように行動するために、多大なエネルギーを使います。
その結果非常に疲れ易く、また、とても「楽しめる」気分にはなれないのです。

みなさんの身近な方も、最近元気がないな、と気になる方はいらっしゃいませんか?

次回は具体的に意欲低下に対する対処法をご案内したいと思いますのでお楽しみに!!