虹海 総合支援ステーションから!

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第170回  認知症〜介護にあたっての基本的な考え方②〜

本日は12/25 クリスマスですね(*^▽^*)♪
皆様はいかがお過ごしでしょうか。


さて、今回は前回に引き続き、認知症について、介護にあたっての基本的な考え方の続きをお伝えします。

②できることはご本人に

介護される方は、つい親切心からご本人に関わるすべてのことをやってしまいがちです。
しかし、もしご本人なら・・・・と考えてみて下さい。

何もかも人に助けてもらって、自分が人のために役立つことのない生活、
これはある意味まるで「生きがい」のない生活だと思います。

認知症の診断を受けても、まだまだご本人にできることはたくさんあります。
できることはどんどんご本人にやっていただいて下さい。

「昔取った杵柄」といいますが、昔覚えたこと、体で覚えたことは、なかなか忘れられないものです。

それぞれの認知症の特徴をよく理解して、苦手なことは手助けし、得意なことは積極的にご本人におまかせする。
それによって、ご本人の自尊心が保たれますし、いきいきした生活を営むことにつながります。

社会や家庭のなかでも今も役割を果たせている、と自信をもっておられる方は、認知症が進んでも困った症状(BPSD)を起こしにくいものです。


次回は、「根本原因を考える」についてお伝えいたします。




今年も残すところ、あと6日。
この時期になると、どうしても、あれもこれも・・・・と遣り残してきたものが目についてしまい、どうしても忙しない気持ちになりますね(´−`;)

皆様も十分、体調にはおきをつけて、良いお正月をお迎え下さい。

今年も多くの方々にお世話になり、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。