虹海 総合支援ステーションから!

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第141回 若年性認知症について

4月も後半となり、日中は暖かで過ごしやすく気持ちが良いものですが、
朝晩の寒暖の差が激しい日が続いていますね。
一体、何を着て良いのか、洋服に正直迷う今日この頃です(´△`;)


さて、本日は若年性認知症についてのお話です。
最近では、【認知症】だけでなく、メディアでも「若年性認知症」を取りあげる機会が増えてきているように感じます。


当院でも若年性認知症の患者さまが治療されていますが、
ご家族からは「ただの物忘れと思っていた」「まさか病気とは思わなかった」など
もっと早く気付いてあげていたら・・・というお声をよく耳にします。


確かに、認知症というと、高齢者の方の病気と思われがちであり、
ストレスや年齢のためと思い、受診が遅れてしまうケースが多いようです。



若年性認知症は、65歳未満で発症した認知症のことで、
働き盛りで社会や家庭で重要な役割を担っている時期に発症するために、
ご本人だけではなく、ご家族の生活にも影響をしてきます。



例えば・・・
・仕事にミスが増える
・会話がどこかかみ合わない、的外れな答えが返ってくる
・計算を間違える
・ぼーっとしている時間が増える、話しかけても生返事
・同じものを何回も買ってくる
・ゴミ出しのルールが守れなくなる
・車の運転が危なくなる、車体に傷が増える   などなど・・・

「いつもと何かが違う」というサインを見逃さず、相談や受診をすることが重要になってきます。


当院においても、認知症の専門外来「もの忘れ外来」を月曜に行なっておりますので、お気軽にご相談下さい。