虹海 総合支援ステーションから!

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第168回 うつ病へのサポート⑦

いよいよ師走ですね。病院には例年通り、クリスマスツリーがお目見えいたしました。例年通りとなにげなく書きましたが、そう書けることって、幸せなんだなとふと思ったことでした。

さて今回は、「取り戻す」をテーマにうつ病についての話をさせていただきます。

うつの症状をぶり返さず、もとの生活へ戻るためには、次の3つがポイントとなります。

 ☆無理せず身だしなみを整えることからはじめてください。

 ☆治療の終了期は、症状の波があります。

 ☆(在職中の方は)復職のときにくすりの量を減らさないで下さい。


うつ病が良くなったと感じると、“遅れを取り戻そう”と急発進しがちです。時にはご家族がブレーキになりながら、急激に負担がかからないようコントロールしてください。

また日内変動(午前中に重く、昼から夕方にかけて軽くなる)にもご注意下さい。うつ病の始まりと、終わりの時期にはよくみられる症状です。

在職中の方は、「復帰の日」は大きなストレスがかかることがあります。できるだけスムースに対応できるよう、こうした時期こそ、治療は医師の指示通りに続けてみてください。


以上、うつ病になった方のご家族が、ご本人をサポートする際に必要なことについてのご案内でした。今回でご案内は終了いたします。次回からは、認知症について、ご家族に知っておいてほしいことをご紹介させていただきます。