虹海 総合支援ステーションから!

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第216回 社交不安症について①

仕事や学校が始まり、人々の交流が増えてくると、インフルエンザの流行も話題にあがってきます。当院でもインフルエンザで受診する方が増えてきています。手洗い・うがいなど予防をしっかりしていきましょう!

さて、今回から【社交不安症】についてシリーズでお伝えしていきたいと思います。

早速ですが、下記の項目に当てはまるものはありますか?
・会議など人前で話すことに不安や恐怖を感じる
・人と接することに強い緊張を感じる
・緊張から赤面したり汗をかいたりすることを極度に恐れる
・電話をかけたり受けたりすることにひどく緊張する
・人前で耳を書くときに緊張して手が震える

誰にもありそうな項目ですが、そのことにより日常生活に大きな困難が生じる場合、単なる“あがりやすい性格”ではなく、“病気”かもしれません。

社交不安症は、社交場面や対人場面において通常より著しく強い緊張や不安、恐怖を感じる病気です。症状により学業や仕事で能力を発揮できず、離職率や退学率が高くなったり、社交場面や対人場面を避けるためにひきこもりになるなど日常生活を営めなくなることもあります。

次回からは、その原因や治療などについてもお話ししたいと思います。