虹海 総合支援ステーションから!

総合支援ステーションでは、病院と、患者さんやご家族、地域の医療機関の皆様をつなぐ架け橋です!お気軽にご相談ください!!

第174回 認知症について〜症状別対応法③〜

寒暖の差が大きく、体調管理が難しい日が続いています。引き続きインフルエンザやノロウイルスなどの感染症に注意が必要です。受験シーズンに突入し、受験生がいらっしゃるご家庭では、最後の仕上げの段階として、家族全員で体調管理に取り組んで受験生を応援してあげましょう!!

さて、今回も認知症シリーズの続きです。「重度のもの忘れ」に対する対処方法をお伝えします。

重度のもの忘れの段階になると、自発性の低下、意欲の低下などが進行してきます。つまり、物事への関心が低くなり、何度も同じことを訊ねる意欲も低下し、訴えが目立たなる傾向があります。

★対応のポイント★
快適さを重視すること!!

そのためには、周囲の方が必要を察して介護することが大切となってきます。
・にこやかに接する
・「気持ちいい」「おいしい」はいつまでも残る感情です。
・話しをすることがなければ、手を握ってあげるのもいいでしょう。
・真面目な表情は怒っているようにも見えます。笑顔が大切。

場合によっては、介護しているご家族のことも忘れてしまう可能性がありますが、その時々を快適に過ごせるように、にこやかに接してあげてください。
もちろん、介護者が疲弊してしまわないため、介護者自身がストレス解消法を身につけておくことも大切です。余裕のない状態では、笑顔で接することや、相手を察してあげることも難しくなります。

お互いに快適に過ごせるように、みんなで協力して環境を整えていきましょう。